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写真って引き算って言うけれど。
実はかけ算ではないかと。
そんなことをつらつらと考える日。

仙台で考えたことが溢れ出してまとめられない。
ただいま、えひめ!
次女の第一声は「ままちゃん、かえってきてくれてありがとう!」だった。
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てづくりおにぎり
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車の中からガソリンスタンドを見る
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仙台へ来て、一度は見ておきたいと思った友人の家があった場所へ。
お父様が早朝から車を出してくれて、しかもおにぎりまで作って来てくれた。

松山で言うと、多分市内から堀江とか。北条とか位の距離だと思う。
市内の被害はほぼ復旧していて、傍目にはとてもにぎわった大都市、と死か見えなかったけど。
あれが高速道路、と言われた場所を過ぎた辺りからだんだんと変わって来る。

お父さんが「このあたりからもう被災地だからな。手を合わせておけよ」と言われて、はっとする。
たくさんの方がお亡くなりになられたところだったんだ、って。

友人宅に到着。
「なにもないところですけど〜〜♪」という、渾身のネタだったのだろうけど、空気に飲まれた感じで笑えない。
『ここが、玄関で、ここが和室だったところ。ここがお風呂で・・・今見るとちっちゃかったんだなぁ』と・・・
間取りや、お母さんが大好きだったガーデニングの話、などを聞いていると、ここにはちゃんと生活があって、人が暮らしていて・・・してたのをまざまざと思い知った。
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友人と住宅街だった場所を歩く。
ここにはどんな人が住んでいて、どんなお店があって、小さい頃からどんな暮らしをしていたのか。
思い出とともに語られるかつてあったことに、言葉が出て来なくてずっとおうむのように同じ事しか返事出来なかった。

海際には防風林。
もう、まばらにしか生えていなかった。
防風林は実際にはこの列と、もう一列、住宅地側にもあって少し離れた2列並んでたそう。
住宅地側からはその林しか見えず、海は遠い存在のように感じていたんだって。
おとうさんが「いまみたいに、海が近くに見えたらここにうちは建てなかった」と言ってたので。
おうちを建てたっていう30年前くらいにはすでにその林があったんだと思う。

防風林がなくなって、海からの強い風が吹きっさらしで、とても寒かった。

海岸に行くととても澄んだきれいな海。
遠くで球児らしき人が何か一生懸命祈っている風だったのが気にかかった。

お父さんの話ではここはとても荒い海だから。
海水浴はお勧めしないぞ、ってことだった。
たしかに波が高くて、荒浜っていうくらいだからなぁ、って思う。

毎年ここでご近所のお友達と初日の出を見たんだって。
そんな思い出の地が、一瞬にしてなくなってしまうのって、どれだけか切ない事だろうと。
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慰霊碑
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道だったところが湖になってた
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黄色いハンカチに希望を託して
慰霊碑にお参り。
ボランティアグループの方達も来ていて、みなめいめいにお参りしてから活動を始めていた。

車で住宅地をぐるり。
ここにはケーキ屋さんがあって、とか。
あの学校には津波の日屋上にたくさんの人が避難して、とか。
あの公園跡には・・・とか。
ここは〜ちゃんちがあって、とか。

ただ、うん、うん、と聞くしか出来なかった。
被害は私が理解したつもりだったものよりも、莫大だったし。
心に残る傷は私が想像しているよりももっと深い物なのだと思う。
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心を痛めるのと同時に植物の強さに感心したのも事実で。

ここの奥さんはガーデニングが好きで、バラが沢山咲いてたんだよ、というおうちにはきれいな花がたくさん咲いていたし。
友達のうちには、膝まであるくらいの大きな大きなシロツメクサがたくさん生えてた。

やっぱり、自然の力ってすごい、ってあらためて思う。
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生い茂ったシロツメクサのなかに四葉を見つけて友人と二人で感激して。
この地にも、人の心にも、こんな風に希望が育ってきますように、って思う。

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雨続き。
登校して行く姉を見送る次女の後ろ姿になんかちょっと切なくなる、朝。
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大人びて来ている長女を見て、ふと「いつのまにこんなに大きくなったんだろう」(魔女の宅急便風)に話しかけてみたらば「おおきくなっちゃってすいまっせーん」っと返されて脱力してしまった今朝の事。
近所の子達がはなびすっぞー!って長女を呼びに来た。子供たちの元気さに癒されるなぁ。